こんにちは、英語同時通訳者でオンライン英語・通訳講師の山下えりかです。
今日は定期更新日ではありませんが、どうしても書き残しておきたいことがあるので臨時の更新です。
最初に断っておきますが、今回は通訳も英語も関係の無い内容です。ただただ私の好きな柔道ネタの、個人的な趣味の記事です。(柔道は小1から高校卒業までやっていました。初段です。)しかし2020年のオリンピックには繋がっている話ですので、読んでいただければ東京オリンピックをより楽しめるかもしれません。
12月2日と3日、東京体育館で毎年恒例の柔道の国際大会、「柔道グランドスラム東京2017」が開催されました。男子66kg級の阿部一二三選手と女子52kg級の阿部詩選手が兄妹揃って金メダルを獲得し、男子100kg超級では小川直也さんのご子息である小川雄勢選手が優勝し、話題となっています。試合の様子はテレビ東京で放送され、初日は阿部兄妹、2日目は小川選手が放送内容の中心で、どれも見ごたえのある試合でしたし、感動しました。2020年東京オリンピックにドンピシャの世代で話題性もあるとなれば、一部の選手に注目が集まるのは自然な流れだと思います。
しかし!!!
強い選手はこの3人だけではありません。ここではあえて、テレビであまり取り上げられなかった選手の話をしたいのです。今回の大会ではこの3人以外に、私(&一緒に観ていた主人)を大感動させてくれた選手がいました。ぜひ多くの人に知って欲しいその選手は、女子78kg級金メダルの濱田尚里(はまだしょうり)選手です。
2日目のテレ東の放送では78kg級は決勝戦が少しだけ流れただけでしたが、濱田選手の圧倒的な寝技の強さに一瞬で魅了され、すぐにテレ東HPで公開されていた試合映像を1回戦から観ました。今回は新ルールの性質から反則や優勢で勝敗が決する試合が多く見られた中、濱田選手はなんと決勝戦までオール一本勝ち。どの試合も鮮やかすぎる高速の寝技で圧倒的な勝利を収めています。
今大会での濱田選手の全試合の動画を載せておきます。テレ東のネット配信の映像なので解説はついていませんが、ぜひ強く美しい彼女の柔道をご鑑賞ください。
※トーナメント表では2つ目の動画が2回戦で、3つ目の(タイトルが2回戦となっている)動画は準々決勝です。2回戦の動画のみテレ東HPで公開されていなかったため、他の方がアップされていたものを拝借しました。2回戦の相手は現在の78kg級世界ランク1位の選手です。(濱田選手は現在14位。)
今回の大会では日本柔道が全体的にとても強くなっているという印象を受けました。自国開催オリンピックへの強い想いを感じました。2020年東京オリンピックまではまだ2年半ほどあり、どの選手が代表に選ばれるかは分かりません。しかし今回見た濱田選手の試合はどれも、ぜひオリンピックの舞台で見たいと思わせてくれる素晴らしさでした。
今後もいち柔道ファンとして、濱田選手をはじめすべての柔道選手の活躍をお祈り申し上げます。
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