小学生の頃、今の言葉で言うところのスクールカースト上位は流行りに敏感な子たちでした。流行り物に疎かった私は当時はよく周囲にいじられて嫌な思いをしました。一歩間違えば簡単にいじめになるという恐怖をいつも感じていました。
でもそんな曖昧な力関係が通用するのは小学校までです。中学からはテストの点数や順位という分かりやすい基準ができます。何の根拠もなく威張り散らしていた子たちを蹴散らすためまた自分の安全地帯を築くため、私は勉強に励みました。目に見える形で成績が上がるにつれて、私をいじったりからかったりしていた子たちは私に近づかなくなって行きました。私は中学入学から卒業まで常に成績上位を維持し、高校は市内一の進学校に進みました。
元々理数科目があまり得意ではなかった私は、理数重視の高校では常に居心地の悪さを感じていました。留学は最初担任の先生に反対されましたが意思を貫いて高2で渡米。帰国後も理数科目は相変わらず苦手でしたが安定した英語の好成績で居場所の確保に成功しました。
私は手遅れになるほどのいじめや居場所の無さを経験したことはないのでそれについて語ることはできませんが、「危ない」と思ったらいち早く手を打つことが大切です。勉強を頑張るでも、運動を頑張るでも、学校以外で自信が持てる何かを育てるでも良いと思います。
自分だけの「特別」を磨いて、「みんなと同じじゃなくていい」と開き直ることができればこっちのものです。
中でも英語は周囲との差別化を図るのにはおすすめです。学校の教科のひとつでありながら実益に繋げやすい性質があるためです。学校でも社会でも使える心強い武器となってくれます。
”Nobody can help you better than you.”
自分以上に自分を助けられる人はいない。
これは私のお気に入りの映画『マダム・イン・ニューヨーク』の一節です。全ての闘う人に贈ります。
以上、いじめ被害者予備軍だった私の体験談でした。誰かの目に触れ何かの参考にしていただけたら幸いです。
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