日本語で読解力を鍛えながら英語力も磨く「SDGs上級英語講座」開講!

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 こんにちは、英語同時通訳者オンライン英語・通訳講師の山下えりかです。

 

 前回の記事ではSDGs(Sustainable Development Goals / 持続可能な開発目標)をご紹介しました。今回はSDGsの取り組みとして2030年を目指して設定した私自身の目標、またその取り組みの柱として新たに開講した「SDGs上級英語講座」についてお話しします。

 

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✔ 「自分で自由に英語を使える人」を増やすためのSDGs上級英語講座


 前回の記事でも触れた通り、SDGsがグローバル目標である以上、そこに深く関わるためには英語は必要不可欠です。またSDGs関係しているか否かにかかわらず、直接相手の言葉を聞いて正確に理解し、自ら考え、自分の言葉で意見を述べるための、知識、理解力、思考力、英語力が必要となる場面はこれから更に増えて行きます。

 

 そこで私が設定した2030年に向けた具体的な目標は、「自分で自由に英語を使える人」を増やすことです。そこでこの度既存の英語講座に加え、中・上級者向けの英語教育とSDGsをより多くの人に知ってもらう「周知」を柱とした上級者向け英語講座「SDGs上級英語講座」を開講しました。

 

 

✔ SDGs上級英語講座の特徴


 この講座は、SDGsに関連するテーマに触れることで様々な分野に共通して活かすことのできる知識を増やし、日本語の理解力と思考力を高めつつ、入ってきた情報を正しく日本語にし、日本語でまとめた考えを正確な英語にするための英語力を強化することを目的としています。

 

 通訳訓練を応用し、英語を日本語に、日本語を英語に訳しながら英語を学ぶことで、言語間のスムーズなスイッチングを強化し、「英語で聞いて日本語で理解し、日本語で考え英語で発言する力」を身につけることができます。

 

 

✔ 「英語は英語で聞いて英語で理解して英語で考えて発言する」の限界


 「英語は英語で聞いて英語で理解して英語で考えて…」上級者であるほど、これが英語を身につける上での正解と考えている人は多いでしょう。旅行や買い物での会話など、一般的で簡単な内容についてはそれが効率的であることは確かです。しかしながら話の内容が複雑になり、正確な理解と深い思考が必要となる場合、その「正確な理解と深い思考」ができるのは幼少期から現在に至るまですべてを学ぶ基盤となってきた母語の力、すなわち日本語の力です。

 

 幼少期から常に生活の中心にある母語(日本語)と、後からそこに入ってきて母語の代わりにはなり得ない外国語(英語)は、どちらも言語であるとは言えそもそもの性質が異なるものです。このため、日本語と全く同じように英語を使うことなど通訳者である私にも無理なことだというのが、通訳歴13年目の私の結論です。私の経験上プロの通訳者というのは、日々の努力によってその差をギリギリまで縮めているにすぎません。

 

 下の図ではコミュニケーションのレベルを次の4つに分け、日本語と英語を並べました。

 

1.必要最低限の意思疎通ができる

2.日常生活でのコミュニケーションがスムーズにできる

3. 複雑な話を理解しそれに対して自らの考えをまとめて発言できる

4. 言語使用において困ることはない

 

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 この図はあくまでも私の感覚を基に作ったものです。私はこの4段階で考えると日本語も英語も「ほぼ困らずに使える」と言えますが、そこにも微妙な違いはあり、この英語で足りない部分はやはり日本語で理解し思考し、それを英語に変換しています。

 

  英語を日本語と同じように使うこと、すなわち英語のコミュニケーションを英語のみで完結できるのは、その英語力の及ぶ範囲内に限られます。つまり日本語力が4の人の英語力が2しかなければ、「英語で聞いて英語で理解して英語で考えて…」は日常生活レベルまでが限界なのです。

 

 そして日本語の力が目標値に達していない限り、そのレベルの英語力を身につけることはそもそも不可能です。例えば日本語力が3の人が4の英語力を身につけることはできません。

 

 つまり話の内容の難度が上がれば上がるほど、その話を英語でするために必要なのは、物事をより深く理解し思考するための母語(日本語)の力と、相手の発言の意味を理解できるレベルの英語力、そして自分の考えを英語で表現できるレベルの英語力ということになります。

 

 

✔ 「英語で必要なスキル」は英語で、「日本語の方が得意なスキル」は日本語で強化する


 以上の理由からSDGs上級英語講座では、英語でのコミュニケーションにおいて「英語が必要なパート」と「日本語でやった方が効率的なパート」を分け、それぞれに必要な力を強化します。そして「訳す」を中心にレッスンを展開することで、言語間のスムーズなスイッチングを強化し、総合的な英語コミュニケーション力を鍛えます。

 

✔ 英語が必要なパート=聞く&話す

英語で話を聞き発言するために必要な文法、構文、語彙、表現などを強化。

 

✔ 日本語でやった方が効率的なパート=理解&思考

聞いた内容を深く正確に理解し思考するために必要な読解力を強化。

 

 母語である日本語をベースとして英語を使うことで、英語でのより高度なコミュニケーションを可能にします。

 

 

✔ 私のSDGsと2030年


 SDGs上級英語講座をはじめ、それぞれのオンライン講座や指導内容を通じて一人でも多くの人の「英語の悩み」を解消し世界への道を開くサポートをすることが、私のSDGsの取り組みであり2030年に向けた目標です。

 

 またSDGs上級英語講座に加え、SDGs通訳講座も開講いたしました。こちらも併せてご検討いただければと思います。

 

 私の指導方針にご共感いただける方、また英語で更なる成長を目指される方は、ぜひ当オンライン講座をご活用ください。

 

 

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