以下、動画の内容の一部を紹介します。
Annie:通訳の仕事のやりがいについて教えてください。
Erika:私は元々英語が大好きで。
Annie:そうでしょうね(笑)。
Erika:はい。勉強は中学校の義務教育から始めたんですけど。
Annie:では帰国子女ではないんですね?
Erika:そうです。高校と大学と合わせて3年アメリカに留学していましたけれど、それ以外は日本で。小学校の頃に英語塾に行ったことはあったんですけど、遊んでばっかりで。6年生で小学校を卒業する時に教室のみんなで英検5級を記念受験したんですが、私は落ちてしまいました。なのでちゃんと英語の勉強を始めたのは中学1年生からです。テストの点数が取れるからというのが最初のモチベーションでした。それから英語が大好きになって、将来のことを考えた時に、「英語と離れないでいられる仕事がしたい」と思うようになりました。英語が生きがいだと思っていたので。
Annie:では英語のどこがそんなに生きがいを感じさせるんでしょうか?音が好きとか、外国の方と話をするとわくわくするとか、いろいろありますよね。どんなところがえりかさんに「英語から離れたくない」と思わせた要因なのでしょうか。
Erika:なんでしょうかね。ひとことで説明できないと言うか。自分の母国語ではない言語で誰かと話をするドキドキ感とか。それから、英語ができるというだけで、英語圏の人だけではなくて、いわゆるノンネイティブと言われている人たちの中でも英語が使える人たちがいれば、そこで意思疎通ができるわけですよね。英語で広がる世界の広さというのが魅力的だなと思うところはあります。でもなんでしょうね。もう自分の一部と言うか...
Annie:運命の人に出会ってしまって、もう理由はわからないという感じなんでしょうかね?
Erika:そう、そんな感じなんですよね。だから出会えて幸運だなぁって思っています。それでさっきの通訳の仕事のやりがいについてですけど、私は元々英語が好きというところから始まっているので、通訳の仕事自体がやりがいと言うか。言葉を訳すという作業も好きですし、日本語と英語の間を行ったり来たりしているというのも好きですし。それから色んな分野の仕事があるので、いろんな分野の勉強ができる、知識が増えるというのも楽しいです。
Annie:嫌だと思うことはありませんか?「もうこんなに難しいことやりたくない!」と思いません?
Erika:無いとは言いませんけど、好きでやっている仕事なので、これが苦痛になることはないですね。緊張して、心臓バクバクして、「うわー逃げたい!」と思うことはありますけど(笑)。大きな舞台での通訳だったりとかね。それから通訳の面白いところって、スピーカーの言葉を、自分の言葉ではない、誰かの言葉を訳すんですよね。それで通訳がノッてくると、スピーカーの思考に深く触れられるんです。たとえば「この人はこの話をこういう方向で見ているんだ」とか、ひとつのトピックに関して、自分にはない視点がそこにあったり。そうすると、自分ではきっと考えないこととか、使わない言葉が、自分の耳から入って来て口から出て行くんです。それがすごく面白いですし楽しいです。
動画では文章で紹介した内容以外にもいろいろな話をしています。ご覧いただけたら嬉しいです。
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