英語のリテンション&リプロダクションを強化するべき理由(苦手文法の洗い出し・メモの効率化・正確な文法への意識)

英語 英語は英語で 頭の中で英作文 上達 極意 秘訣 オンライン 講座 同時通訳 山下えりか

 

 こんにちは、英語同時通訳者オンライン英語・通訳講師の山下えりかです。

  

 発言内容を一言一句正確に記憶し(リテンション)同じ内容を正確に再現する(リプロダクション)技術は、正確な通訳をするために不可欠な通訳技術です。これはやってみると日本語でも大変な作業なのですが、英語でとなると更に難度が上がります。事実、これが苦手な人は非常に多いです。

 

 しかしながら英語のリテンション&リプロダクションの力を鍛えることは、通訳に必要な高度な英語力と通訳技術を身につける上で非常に有効な手段です。今回はこのスキルを強化するメリットについてお話しします。

 

 参考記事:英語&通訳の勉強法まとめ

 

 


 

✔ 英文法・構文の苦手を発見できる


 聞いた英語を正確に繰り返すためには、その型である英文法や構文を理解し使いこなせる状態であることが不可欠です。つまり文法や構文の理解に穴があると、英文を正確に覚えることができません。例えば何度聞いても文章の構造を捉えられない場合、その構文がその人の弱点であると言えます。

 

 英語を聞いてその場で繰り返すというトレーニングを繰り返すと、瞬時に使えるレベルに達していない文法・構文を洗い出すことができます。これにより効率的に基礎の見直しができ、より高度な英語力習得を目指すことができます。

 

 

 

✔ 間違いやすい箇所を特定しメモの効率化ができる


 リプロダクションのトレーニングを続けて行くと多くの場合、落としたり間違えたりしやすい特定の箇所というのが見えてきます。ある人は動詞を、またある人は接続詞を、または前置詞を正確に覚えられないという人もいます。

 

 ここで挙げた3つはどれも落としやすい単語の代表格ですが、どれも落としてはいけない重要な単語です。動詞は文章全体の意味を決定づける要の単語ですし、接続詞は話の方向性に関わる単語ですし、前置詞は間違えれば言葉の意味が変わってしまいかねない単語です。

 

 そこで活用すべきなのが「記憶の補助」として機能するメモです。リテンションで落としやすい・間違えやすいものは記憶に残りづらいものということなので、優先的にメモにとるべき箇所です。

 

 リテンション&リプロダクションのトレーニングを通じて自分の記憶の癖を知り、メモを活用すべき箇所を特定することで、より効果的なメモをとることができるようになります。これによりリテンションとメモの両方の力をフル活用して正確な記憶力を身につけることができます。

 

 

✔ 常に文法を意識できるようになる


 聞く時、話す時、常に文法を意識するのは難しいと感じている人は多いと思います。しかしながらそれができなければ正確な通訳はできません。この感覚を身につけるためにも、リテンション&リプロダクションのトレーニングは効果的です。

 

 文章の文法構造を意識しながら記憶し、同じように再現するトレーニングでは、文法を意識せざるを得ません。そしてこのトレーニングを繰り返し行い、「正確に記憶する」という行為を頭と体の両方に習慣づけることで、常に正しい文法を意識することも習慣化することができます。

 

 英語のリテンション&リプロダクションを強化することは、より正確に英語を理解し、より正確に英語を使うための盤石な文法・構文力を身につけることにも繋がっています。

 

 

✔ 英語のリプロダクション強化は個人レッスンがおすすめ


 英語のリプロダクションの強化は自主練習でも可能ですが、効率的な技術習得には個人レッスンがおすすめです。

 

 まずなぜ自主練習より指導を受けた方が良いかと言うと、上記のように苦手な文法・構文の洗い出しや記憶の癖の特定には、客観的な評価を受けた方が確実だからです。そのため自主学習よりも講師に細かく観察して貰う方が効果的です。

 

 またグループレッスンよりも個人レッスンの方がおすすめの理由は、通訳学校やグループレッスンではリプロダクション演習に割ける時間が限られてしまうからです。更にその限られた時間の中で生徒1人あたりに使える時間はせいぜい10分程度。通訳演習であればクラスメイトの訳をから学べることも多いですが、話をただ繰り返すだけのリプロダクション演習はただ待っているだけの時間が長く手持無沙汰になりがちです。更に講師が毎回生徒全員のパフォーマンスを分析し弱点を指摘してくれるとは限りません。

 

 その一方で個人レッスンであればレッスン時間のすべてを自分ひとりの基礎演習に使うことができます。また講師は目の前のひとりのパフォーマンスに集中できるので、弱点の洗い出しや改善のためのアドバイスもしやすくなります。

 

 当サイトのリテンション強化講座1回から受講可能ですので、この機会にご検討いただけましたら幸いです。

 

 


 

✔ おわりに


 英語のリテンション&リプロダクションは難度が高く避けられがちなトレーニングですが、習得すれば英語力アップと通訳技術習得のための大きな力となる技術です。そして始めるのが早ければ早いほど、また早いうちに集中して身につけておくほど、その先の通訳訓練に大きな効果を発揮します。

 

So don’t wait. Start NOW.

 

 

 

 

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